アートは誰のために

待っていてくれる人に愛を届けるため

— 草間 彌生

久々に良いミュージアムに出会った。入ったというより、そう、出会ったのだ。ニューヨークのようにアートで名をはせる街でもないヨーロッパの中堅都市ここロッテルダムで、普通の市民が普通の週末に子供を連れて行って楽しめる場所としてこのミュージアムが街のはずれに存在する。古い建物と、その増築部分、そしてモダンな中庭に対し、遠くの森にまで広がる伝統的なガーデン。展示も大胆に中世の家具からプロダクト・デザインの現代にまでまたがり、アートやクラフト、学びや遊びという領域を超えてすべてが仲良く収まっている街の宝たちはこの空間からとても人々に愛されていることが手に取れる。さらに壁に飾ってある学芸員の言葉が、とても沁みる。子どものころからこのミュージアムに連れられ、ずっとここに通い詰めていたと。そして大人になってここで街の人のために仕事ができることが何よりも誇りだと。泣けてくる。。近しい人たちからそっと連鎖していく文化の囁きは深く街のリズムに浸透して、美しく透き通るハッピーの音色となって、今日も旅人の耳にあちらこちらから伝わる。

ミュージアム中庭のインスタレーション
ぐるぐる。。
クロークなんてもう、つまらない
ドア付きロッカーから飛び越えたこの発想が凄い。

 

 

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